リーマンショックとは

FX用語として比較的新しいものに「リーマンショック」があります。リーマンショックは2008年に発生し世界経済に大打撃を与えた出来事です。

リーマンブラザーズというアメリカ大手の証券会社が2008年の9月15日に事実上の破たんをしました。そのことでアメリカのみならず、世界の経済が混乱に陥り、世界各国の為替市場・株式市場が大混乱に陥ったのです。

アメリカの証券会社が破たんしたことは日本だけではなく、世界各国に影響を与えました。

その背景としてサブプライムローンというものがあるのですが、これはアメリカが低所得者向けに行っていたローンです。住宅価格の上昇が止まりアメリカ経済が混乱した要因とも言われています。

リーマンブラザーズはこのサブプライムローンで貸し付けをしていたのですが、その倒産により、サブプライムローン問題の再燃を不安視した投資家が売り注文を殺到させたことに原因があります。

これにより対円、対ユーロでドルが値下がりしドル不安が広がりました。これを見て日本やヨーロッパにおける海外の投資家たちからも売り注文が殺到したという流れになります。

まさに負の連鎖が起こしたものと言えます。

この様な流れ起きたことにより2008年9月以降、世界各国の為替市場は大きく値を下げるという事になりました。

具体的に見てみると日本円との組み合わせでは、アメリカ、オーストラリアドル、ニュージーランドドルなど主要な通貨は全滅と言っていいほどの状況となりました。

英ポンド、カナダドル、スイスフランなども同様です。

株はもちろんの事、最近話題のＦＸにおいてもリーマンショックが与えた影響は大きく、多大な損害を与えるという結果になりました。

今後、リーマンショックと同様の規模の問題が起きないかどうか心配されるところです。